“将棋のまち”大阪 高槻 プロ棋士が地元小学生に出前授業

「将棋のまち」としての町作りを進めている大阪・高槻市で、プロ棋士の出前授業が行われ、地元の小学生が将棋の駒を使った遊びを楽しみました。

高槻市では、江戸時代の将棋の駒が数多く見つかり、西日本の拠点である「関西将棋会館」が来年、市内に移転することになっていることなどから、「将棋のまち」としての町作りに力を入れています。
4日は、地元の子どもたちに将棋に触れてもらおうと、大阪出身のプロ棋士、浦野真彦八段を招いた出前授業が市内の小学校で行われました。
授業には小学1年生の児童52人が参加し、はじめに、高槻で育った木から作られた将棋の駒が配られ、子どもたちは形を眺めたり、においをかいだりしていました。
このあと、駒を積み上げて音を立てないように取り合う「山崩し」と呼ばれる遊びを教えてもらい、子どもたちは慎重に駒を取って楽しんでいました。
参加した児童は「とても楽しかったので、今度はお父さんと遊びたいです」と話していました。
講師を務めた浦野八段は「1年生という早い段階で将棋に触れて、それで好きになってくれたらうれしいです。将棋は年齢も関係なくでき、いろいろな遊び方もあるので、楽しんでもらいたいです」と話していました。