京都市立芸術大 JR京都駅近くに移転し記念式典

京都市立芸術大学が、京都市西京区からJR京都駅近くに移転し、1日、記念の式典が開かれました。

京都市立芸術大学は、明治13年開学した京都府画学校が前身の芸術大学で、京都市西京区の「沓掛キャンパス」は、建物の老朽化などからJR京都駅の東の崇仁地区に移転しました。
2日から新キャンパスで授業が始まるのを前に、1日、移転を祝う記念式典が開かれました。
式典は、客員教授を務める三笠宮彬子さまなど、およそ600人が出席し、音楽学部の学生によるファンファーレの演奏で始まりました。
はじめに、赤松玉女 学長は、「日常とは違った、自由で創造的な視点を持ち、多様な人たちが活発に、刺激を交換し合う場所にしていきたい」とあいさつしました。
このあと、赤松学長や門川市長などがテープカットを行い、地元の子どもたちが、崇仁地区に伝わるお囃子を披露しました。
新キャンパスは、3つの地区に分かれていて、およそ3万5000平方メートルの敷地に10の建物が建てられています。
音楽学部と美術学部で学ぶおよそ1000人の大学生と大学院生が実習などを行うほか、一般の人も利用できるギャラリーや図書館が併設されています。