和歌山 願い事を書いた約500個のランタン 夜空を彩る

関西有数の観光地、和歌山県白浜町の砂浜で、願い事を書いたおよそ500個のランタンを飛ばす催しが行われ、夜空を彩りました。

この催しは、白い砂浜で知られる白浜町の「白良浜」で、海水浴シーズン以外にもにぎわいをつくろうと町の観光協会が企画したものです。
30日は白良浜を訪れた家族連れなどが、短冊に「家族が健康でありますように」とか、「パパの仕事がうまくいきますように」など、思い思いの願い事を書き込み、LED電球が入った風船を和紙で包んだランタンに貼り付けました。
そして日が暮れると、合図とともにランタンを一斉に空に飛ばしました。
暖かいオレンジ色の明かりがともったおよそ500個のランタンが夜空を幻想的に彩り、訪れた人は空を見上げたり、写真を撮ったりしていました。
和歌山県田辺市から訪れた30代の女性は、「一気にふわっとランタンが浮き上がって見たこともない光景が広がり、とてもきれいだと感じました」と話していました。
南紀白浜観光協会の藤田正夫会長は、「白浜は夏のリゾート地というイメージが強いかもしれませんが、こうしたイベントを通じてどんな季節でも楽しめるようにしたいです」と話していました。