京都 日仏のアーティストの作品展示 現代アートの祭典始まる

京都市内の32の会場で、日本とフランスのアーティストの作品が展示される現代アートの祭典が始まりました。

京都市と姉妹都市になっているフランスのパリでは、アートを楽しむ祭典があり、フランスの文化などを紹介する関西日仏学館と京都市はこれにならって「ニュイ・ブランシュKYOTO」と題して現代アートの祭典を毎年、この時期に協力して開いています。
京都市下京区にある京都駅前の広場では開会式が開かれ、フィリップ・セトン駐日フランス大使は「作品を見てもらい、想像力を少しでも支援できたら幸いです」とあいさつしました。
京都市では、32の会場で日本とフランスのアーティストによる絵画や映像作品、それに大型のオブジェなどが展示されます。
このうち、京都市中京区にある京都芸術センターでは、フランスの映像作家によるアニメ作品が上映されています。
また、日本のデザイナーの女性の作品は、アフリカを旅したときに感じた自分の存在の頼りなさなどの感情をその時に集めた石や布に込めて展示しています。
京都に駐在するフランス総領事のサンドリン・ムシェさんは「アートを通して、世の中のさまざまな課題について考えてほしい」と話していました。
この祭典は、今月28日まで開かれ、会場ごとの展示期間などはホームページで確認してほしいとしています。