滋賀 甲賀 忍者の衣装などで出席者が参列 ユニークな結婚式

忍者の里として知られる滋賀県甲賀市で9月30日、出席者が忍者の衣装で参列するユニークな結婚式が行われました。

結婚式が行われたのは、かつて忍者たちの寄り合いの場だったとされる甲賀市の油日神社です。
結婚式は、市の地域おこし協力隊員で、忍者をテーマに町おこしの活動をしている新郎の福島嵩仁さんが企画したもので、新郎新婦を祝おうと、忍者の衣装などに身を包んだ家族や忍者の愛好家などおよそ100人が参列しました。
式では忍者や武士の正装である直垂(ひたたれ)を身につけた新郎と白むく姿の新婦が本殿に入り、新郎が、「忍者の歴史や文化をたやさないよう頑張っていきます」と誓いの文書を読み上げると、巻物のような長い紙に参列者が1人ずつはんを押し、誓いを見届けました。
このあと新郎は、「結婚して一人前の忍者になる」という決意を込めて髪をそり、まげを結い上げ、えぼしをかぶせられると、会場で見守っていた参列者から大きな拍手が送られました。
新郎の福島嵩仁さんは、「全国から忍者が集まってくれて感無量です。2人で協力して甲賀忍者の魅力をもっと伝えていきたいです」と話していました。