和歌山 田辺 熊野本宮大社で「献湯祭」温泉の恵みに感謝

和歌山県田辺市の世界遺産、熊野本宮大社で、温泉の恵みに感謝して地元の温泉街の繁栄を祈る「献湯祭」が行われました。

田辺市本宮町にある熊野本宮大社には、地元の「湯の峰」、「川湯」、それに「渡瀬」の3つの温泉の旅館などの関係者15人が、9月30日朝、くんだばかりの「一番湯」を持って集まりました。
そして、神職からおはらいを受けたあと、本殿に置かれた大きなたるの中に「一番湯」を注ぎ入れて奉納し、温泉の恵みに感謝するとともに、温泉街の繁栄を祈っていました。
関係者によりますと、温泉街を訪れる客はコロナ禍前の水準に戻りつつあるということで、今後、さらに外国人観光客にもPRしていきたいとしています。
参加した、熊野本宮観光協会の名渕敬会長は「温泉がわき続けていることに感謝をして奉納しました。コロナ禍による苦しい時期も過ぎ、この温泉郷にも外国人の方など多くのお客様をお迎えできるようにしたい」と話していました。