嵐山の紅葉シーズン JR嵯峨野線で増便数最多 混雑緩和へ

JR西日本は、秋の紅葉シーズンに京都駅と観光地の「嵐山」を結ぶ嵯峨野線で激しい混雑が予想されるとして、臨時列車をこれまでで最多となる20本増やすなど、混雑緩和に向けた対策を強化すると発表しました。

京都で人気の観光地「嵐山」と京都駅などを結ぶJR嵯峨野線は、インバウンドの回復もあって日常的に混雑していて、JR西日本では、ことし5月以降、運行する列車の本数を増やすなどの対策をとってきました。
JR西日本は、秋の紅葉シーズンにさらに激しい混雑が予想されるとして10月21日から12月10日までの期間、▼臨時列車を平日は18本、土日と祝日は20本増便するほか、▼車両の数を増やす便も60本近くに拡大する計画を発表しました。
増やす便の数はいずれも、これまでで最も多いということです。
また、この期間は特急の「きのさき」と「はしだて」、それに「まいづる」の一部の便を「嵯峨嵐山駅」に臨時で停車させる対応を初めてとるということです。
JR西日本は、来年以降も混雑緩和の対策を行う予定で、「安心して乗ってもらえるようさまざまな対策を行っていきたい」としています。