京都伝統産業ミュージアムがリニューアル

京都市の京都伝統産業ミュージアムがリニューアルされ、京都の伝統産業の活性化の拠点として期待されています。

京都市左京区の「みやこめっせ」にある京都伝統産業ミュージアムは、今月から有料にしたのに伴い、常設展示や実演コーナーを大幅にリニューアルしました。
展示は京瓦や扇子など京都の伝統工芸品が74品目、およそ500点が並べられていて、季節ごとに展示品を入れ替えて、魅力を発信するということです。
また、職人の実演は、これまでは週末だけでしたが、毎日、実施されるようになりました。
「新時代の工芸コーナー」というエリアも設けられ、漆塗りのサーフボードや自転車なども展示されていて、伝統工芸の新しい挑戦を見てもらえるようにしています。
ブラジルから訪れた20代の男性は「日本の伝統工芸品はとてもクールです」と話していました。
入場料は展示品の企画開発や実演する職人への日当にあてられる事になっていて、大学生以上の大人が500円などとなっています。
京都伝統産業ミュージアムの八田誠治館長は「京都が日本の文化を支えるカギだと思って伝統産業・伝統文化を京都から発信していきたい」と話していました。