大阪 海遊館で誕生したペンギンのひな すくすく成長

ペンギンのひなが、大阪の水族館「海遊館」で生まれ、すくすくと成長しています。

大阪・港区の「海遊館」でことし生まれたのはオウサマペンギンのひな2羽で、先月(8月)11日と今月(9月)3日に、卵から、ふ化しました。
毎朝、体重測定が行われていて、いずれもふ化したときは200グラム前後でしたが、先にふ化したひなは現在4キロ余り、もう1羽も700グラム余りに成長しました。
このうち先に生まれたひなは、新しい血統を入れるため、東京の「葛西臨海水族園」から新幹線で卵を運び、ふ化させたということです。
茶色いふわふわの毛に覆われたひなは、親や親代わりのペンギンからえさを与えられ、すくすくと成長していて、訪れた人たちにかわいらしい姿を見せていました。
海遊館では去年までにあわせて45羽のひなが誕生していて、生後3〜4か月で、大人と同じ体長およそ90センチ、体重12キロほどに成長するということです。
大阪・八尾市から訪れた5歳の女の子は、「ひなは茶色くて小さかった。親子で一緒にいて、かわいかった」と話していました。
飼育を担当している林成幸さんは、「繁殖が難しい時期もありましたが、ことしもひなが誕生し、世代交代にもつながるのでほっとしています。今しか見られない成長の過程も楽しめます」と話していました。