園児たちが「一日警察官」に 交通安全呼びかけ 大阪 貝塚

21日から始まる秋の全国交通安全運動を前に、大阪・貝塚市で、幼稚園児たちが「一日警察官」になって交通安全を呼びかけました。

一日警察官に任命されたのは、貝塚市の「貝塚南こども園」の年長クラスの園児30人です。
20日、市内の商業施設で任命式が行われ、園児たちは警察官が手作りした警察手帳を受け取ったあと、横断歩道の渡り方など交通ルールを学びました。
このあと、園児たちは買い物客に「事故に気をつけてね」などと声をかけながら、飲酒運転の根絶を呼びかけるチラシを配ったり、自転車に乗るときのヘルメット着用を呼びかけたりしていました。
大阪府警察本部によりますと、ことし、大阪府内で交通事故で死亡した人は19日までに109人と、全国でワースト1位となった去年(141人)を上回るペースで推移しているということです。
貝塚警察署の西井一志 交通課長は「府内では歩行中の子供が車にはねられて亡くなる事故も起きています。ドライバーは思いやりの気持ちを持って運転してほしい」と話していました。
秋の全国交通安全運動は、9月21日から30日まで行われ、警察は、▼歩行者の安全確保や、▼ことし4月から努力義務となった自転車用ヘルメットの着用などを重点的に呼びかけることにしています。