高い喫煙率が課題の大阪市 スマホアプリで禁煙サポート開始

全国のなかでも喫煙率が高いことが課題となっている大阪市は、スマートフォンのアプリを用いた、禁煙をサポートする取り組みを新たに始めました。

この取り組みは、大阪市が今月15日から初めました。
市の専用サイトからダウンロードしたアプリを使うと、禁煙にむけて、カウンセラーによるオンラインでの面談や、ニコチンパッチなどの補助薬を送ってもらうなどのサポートを受けられます。
対象は大阪市に住む20歳以上の喫煙者のうち、20歳未満の人や妊婦と同居している人、それに妊娠している人で参加は無料です。
事業は今年度から3か年の予定で、今年度は1200人を募集するということです。
大阪市民の去年(R4)の喫煙率は17.7%と、全国平均の16.1%を上回っていて、市は今回の取り組みを通じて全国の中でも高い喫煙率を少しでも下げたい考えです。
大阪市の横山市長は「子どもが喫煙を始めるきっかけは、周囲の大人が吸う姿を見たからというのが一番大きいと聞きます。この取り組みを通じて喫煙の連鎖を断ち切りたい」と話していました。