ウクライナから避難した人たちが大阪の大学で故郷の料理提供

軍事侵攻が続くウクライナから避難してきた人たちが大阪市内の大学で開かれたイベントで、故郷の家庭料理などを提供しました。

ウクライナ料理を提供したのは、ロシアによる軍事侵攻が続く中、ウクライナから避難してきた人たちに働いてもらい、交流の拠点にしようと、ことし7月、大阪・阿倍野区にオープンしたレストランです。
17日は、近くの住民や学生などにウクライナの家庭の味を知ってもらおうと、桃山学院大学の大阪・あべのキャンパスで開かれたイベントにあわせて、1日限定で出店しました。
店頭には、真っ赤なスープの「ボルシチ」などの家庭料理が並び、ウクライナ人のスタッフが訪れた人たちに料理を解説していました。
イベントを企画し、ボルシチを食べた男子大学生は「めちゃくちゃ食べやすいです。これからもウクライナの人たちとおつきあいし、新たな価値を生み出していきたい」と話していました。
去年9月にウクライナから避難してきた女性は「ウクライナの人たちは、食べ物に愛と楽しさを入れるので、楽しさを感じてもらいたい」と話していました。