区役所での手続き時間短縮 大阪市が“スマート申請”導入へ

大阪市は、引っ越しなどの手続きを、一部、オンラインで、事前に済ませることができる取り組みを今月20日から始めることになりました。

大阪市が今月20日からすべての区役所で始める「スマート申請」という取り組みは、引っ越しや家族が亡くなった際に発生するさまざまな部署が担当する手続きを、一部、オンラインで、事前に済ませることができるというものです。
スマートフォンやパソコンで、市のオンラインシステムにアクセスし、家族構成などの質問に答えると必要な手続きが案内され、一部の情報は、事前に入力することができます。
区役所で、この内容を反映した申請書を受け取り、手続きを進めると、一から現場で手続きを始めた場合と比べて、大幅に滞在時間を短縮できるということです。
開始当初は、子どもの就学手続きや障害者手帳の住所変更など、およそ90種類が対象で、市は、今後、対象となる項目を増やしていくことも検討しています。
大阪市の横山市長は「区役所の窓口での手続き時間が短縮されるので、仕事や子育て、介護などでまとまった時間が取れない人に利用してほしい」と話していました。