万博会場へのシャトルバス 来年10月から乗車予約開始

再来年の大阪・関西万博で、会場へのアクセス方法の1つとなるシャトルバスの運用を検討する会議が開かれ、バスに乗車する予約を会場の入場予約の受け付けが始まる来年10月から始めることになりました。

再来年4月に開幕する大阪・関西万博では、1日に最大で22万9000人が訪れるとされていて、このうちおよそ3万5000人を駅や空港からシャトルバスで運ぶ予定にしています。
11日、民間のバス会社などが出席してシャトルバスの運用などを検討する会議が大阪市内で開かれました。
会議は非公開で行われ、万博の実施主体の博覧会協会によりますと、大阪の主なターミナル駅から高速道路を使って会場に向かうシャトルバスについては事前予約制とし、万博の入場券とひも付けていく方針を確認したということです。
事前予約は万博の入場予約の受け付けが始まる来年10月から始めることにし、関西の鉄道会社が中心となって開発を進めているアプリを予約システムとして活用する方向で検討を進めるということです。
大阪府と大阪市でつくる万博推進局の藤川佳宏 整備調整部長は「現状の計画では地下鉄の混雑が予想されており、使いやすい予約システムを作ることでシャトルバスの利用につなげ、混雑を分散していきたい」と話していました。