奈良市の「きたまち」を楽しむ催し
明治時代の建物などが残る奈良市の「きたまち」と呼ばれる地域で、散策や買い物を楽しんでもらおうという催しが開かれています。
「きたまちといろ」と名付けられたこの催しは、近鉄奈良駅北側のエリア、「きたまち」の魅力を知ってもらおうと地元の人などが中心となっておととしからから開いています。
10日は、奈良公園のバスターミナルやその周辺で、地元の菓子店や古本屋などがブースを設け、訪れた人たちが気に入った商品を買い求めていました。
また、「きたまち」にはカレーの専門店が多いことにちなみ、奈良県庁前では、地元や県内の9つのカレー専門店がブースを設け、訪れた家族連れなどが好みのカレーを購入しその場で味わっていました。
市内から訪れた女性は、「自宅では食べないような本格的な味わいのカレーでした。これまで『きたまち』に来ることはありませんでしたが、また来たいと思いました」と話していました。
「きたまちといろ」実行委員会の生駒あさみ副会長は、「催しを通して、古い時代の建物が残る一方で新しい店も増えている、この地域の多様な魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
この催しは9月15日まで開かれています。