「救急の日」 大阪で子どもたちが救命措置を体験

9月9日は「救急の日」です。
大阪・北区の図書館では、子どもたちが救命措置の体験などを通して「いのち」の大切さを学びました。

この催しは、大阪市消防局が開いたもので、会場となった大阪・北区にある図書館、「こども本の森中之島」には、30人余りの子どもたちが保護者と一緒に参加しました。
子どもたちは、まず、図書館の担当者から、幼いころから入院している女の子の思いが描かれた絵本やおばあちゃんの死と向きあった女の子を描いた絵本など、「いのち」をテーマにした絵本があることを学びました。
続いて、救急隊員から、圧迫すると音がなるハート形の模型などを使って、心臓マッサージの方法を教わっていました。
参加した8歳の女の子は「人が倒れていたら救命のお手伝いしたい」と話していました。
また、5歳の息子と参加した40代の母親は「去年、息子が救急車で運ばれたことがあって、命の大切さを知ってほしいと思い、参加しました。人を助けられる人になってほしい」と話していました。
大阪市消防局救急課栗山雄典消防司令補は「人が倒れた時は、近くにいる人の手助けが重要です。小さい子どもにも、近くの大人を呼ぶとか、AEDを持ってくるとか、役に立てるということを知ってもらいたい」と話していました。