万博に向け大阪府と兵庫県が空飛ぶクルマや海上交通で連携確認

再来年の大阪・関西万博に向けて、大阪府と兵庫県は、「空飛ぶクルマ」の実証実験を支援することや、大阪湾の海上交通を発展させ、観光客の増加を目指すことなどを確認しました。

大阪府と兵庫県は、大阪・関西万博を見据え、産業や観光の分野で連携を強化するため、「兵庫・大阪連携会議」を設置しており、8日、大阪・吹田市で3回目の会合が開かれました。
会議では、▼「空飛ぶクルマ」の商用運航に向けて、補助金を支給し、実証実験を支援することや、▼大阪湾の海上交通を発展させ、大阪府と兵庫県を周遊する観光コースを開発し、観光客の増加を目指すことなどを確認しました。
会議に先だって、大阪府の吉村知事と兵庫県の斎藤知事は、先月(8月)、万博記念公園に設けられた新たな施設を訪れ、1970年の大阪万博のシンボル、「太陽の塔」に取り付けられていた「黄金の顔」や、当時のパビリオンの模型などを視察しました。
吉村知事は、「兵庫と大阪が連携して具体的な成果を出し、成長につなげていくことは非常に重要だ」と述べました。
斎藤知事は、「関西の中で最も人口や経済規模の大きい2府県が連携していくことで、関西全体の成長にもつながっていくと思う」と述べました。