大阪 堺 観光農園で秋の味覚 梨狩りを楽しむ

大阪・堺市にある観光農園では、梨が収穫の時期を迎え、大勢の観光客などが梨狩りを楽しんでいます。

大阪・堺市南区にある観光農園 南楽園は、1931年に果樹園として開業し、90年以上の歴史を持っています。
この観光農園では、9月2日から梨狩りが始まり、3日は家族連れなど多くの人たちが訪れました。
この農園ではみずみずしい味わいの「豊水」や、今では、流通量が少なくなっている「長十郎」という品種を30年以上前から栽培しています。
「長十郎」は、明治時代に神奈川県川崎市で発見された品種で、歯ごたえのある食感が根強いファンに人気があるということで、訪れた人たちは大きくて形がよい梨を選んでもぎとると早速、園内で旬の味覚を楽しんでいました。
東大阪市から訪れた男性は「長十郎は食感がしっかりしていて、懐かしい味がします。こどものときに食べた梨を思い出させてくれます」と話していました。
また、観光農園 南楽園の藤坂敏基 園長は「ことしは台風などの影響で梨の数は少ないですが、味は例年と同じようにおいしいです。ぜひ多くのお客さんに梨狩りを楽しんでほしいです」と話していました。
この観光農園では、9月末ごろまで梨狩りが楽しめるということです。