“福島県産の魚介類食べて応援” 大阪府庁の食堂で新たな定食

東京電力福島第一原発にたまる処理水の放出による水産物への風評被害を防ごうと、大阪府庁の食堂では、8月31日から、福島県産の魚介類を使った新たな定食の提供が始まりました。

この取り組みは、大阪府が、府庁本館と大阪・住之江区の咲洲庁舎にある食堂で始めました。
東京電力福島第一原発にたまる処理水の放出による福島県沖でとれる水産物への風評被害を防ぐとともに、消費を拡大することで福島を応援しようと行うもので、府庁本館の食堂では、31日から『福島応援定食』と銘打ったメニューが新たに加わりました。
31日は吉村知事も訪れ、ほかの職員とともに、処理水の海洋放出開始後にとれた福島県産のサバとメヒカリを使った塩焼きと唐揚げを食べていました。
吉村知事は「脂がのっていておいしい。この取り組みを通じて全国各地で福島や東北産の消費が広がり、風評被害を防ぐことにつながればいい。趣旨に賛同する人はぜひ食べに来てほしい」と話していました。
大阪府では、こうした定食を、半年から1年程度、原則、平日は毎日提供することにしています。
府庁の2か所の食堂の営業時間は、いずれも午前11時から午後2時までで一般の人も利用できます。