大阪府内の銭湯値上げへ 大人の入浴料金520円で全国最高に

燃料価格高騰などの影響で銭湯の経営が圧迫されているとして、大阪府は8月28日から府内にある銭湯の入浴料金の上限を引き上げました。
料金の引き上げは2年ぶりで、12歳以上の「大人」は30円上がって520円と、東京都と並んで全国で最も高くなりました。

銭湯の入浴料金は、都道府県ごとに上限が定められていて、燃料価格の高騰などで銭湯の経営が圧迫されているとして、大阪府は8月28日から料金の一部の上限を引き上げました。
引き上げられるのは12歳以上の「大人」料金で30円上がって520円となりました。
料金の引き上げは2年ぶりで、大人料金は東京都と並んで全国で最も高くなりました。
一方、▽6歳から11歳以下までの料金200円と、▽5歳以下の100円はそれぞれ、据え置かれています。
これをうけて、「大阪府公衆浴場業生活衛生同業組合」に加盟する府内278の銭湯は10月1日から値上げを行うことにしています。
組合の宮前博一理事長は、「値上げをするとお客様に負担をかけるが、値上げをしないと廃業してしまい、さらにお客様に迷惑をかけることになるので、理解いただきたい」と話していました。