府教委 西野田工科高など3校で令和7年度からの募集停止へ

少子化に伴う生徒数の減少などを受けて、大阪府教育委員会は、大阪・福島区の西野田工科高校など3つの府立高校について、再来年度(令和7年度)以降の入学者を募集せず、一部の定時制を除いて令和9年までに段階的にほかの高校に統合するとした再編整備の案をまとめました。

それによりますと、再来年度以降の入学者の募集をとりやめるのは、西野田工科高校のほか、東大阪市の布施工科高校と城東工科高校の3校で、いずれも3年以上連続で定員割れが続いているということです。
再編案では、一部の定時制を除き、来年度入学する生徒が卒業する年の令和9年の春までに段階的に、▼西野田工科高校は、大阪・西成区の今宮工科高校に、▼布施工科高校と城東工科高校は、城東工科高校の校地に新たに設置する工業系高校にそれぞれ統合するとしています。
大阪府教育委員会は、府議会の意見なども踏まえ、ことし11月に最終決定するとしています。
府教育委員会では、3年以上連続で定員割れをしている府立高校を再編整備の検討対象としており、引き続き、地域の特性や志願者数の動向などを見ながら、対応していくとしています。