滋賀 栗東 子ども食堂の調理員 ホテルのシェフから料理学ぶ

滋賀県栗東市で、子どもたちに食事や居場所を提供する子ども食堂の調理スタッフが、ホテルのシェフたちから本格的な料理を学びました。

この研修は子ども食堂からの「子どもたちが喜ぶメニューが知りたい」といった声に応えようと栗東市社会福祉協議会などが開き、24日は、市内の6つの子ども食堂の調理スタッフ13人が参加しました。
研修では県内のホテルのシェフ6人が講師を務め、旬の食材を使った夏野菜の炒め煮やきのこリゾットなど3品を作りました。
参加者たちはシェフから「なすやズッキーニは多めのオリーブオイルで炒めると食感が良くなる」とか「野菜を食べてくれない子どもには細かく切って煮込むと食べやすくなる」などとアドバイスを受けながら色とりどりの料理を仕上げていました。
参加した70代の女性は、「色鮮やかな料理を手軽に作れることを丁寧に教えてもらえ、参加してよかったです。子ども食堂で作るのが楽しみになりました」と話していました。
講師を務めた全日本司厨士協会滋賀県本部の鎌田勇さんは「子ども食堂でも、子どもたちが笑顔でおいしく野菜などの旬の食材を味わってもらえたらうれしいです」と話していました。