関西3空港 お盆期間中の国内線利用者 コロナ禍前9割に回復

ことしのお盆の期間中、関西3空港の国内線を利用した人は、台風7号による欠航が相次いだものの、全日空と日本航空ではコロナ禍前のおよそ9割まで回復したことがわかりました。

全日空、日本航空ピーチ・アビエーション、スカイマークの各社は、今月10日から20日までの11日間に大阪、関西、神戸の3つの空港を発着した国内線の利用実績をまとめました。
それによりますと、▼全日空は、3空港で去年の同じ時期より14%多いおよそ36万2000人、▼日本航空は、大阪と関西で去年より5%多いおよそ24万8000人、▼ピーチ・アビエーションは、関西で去年より0.6%多いおよそ11万人、▼スカイマークは、神戸で去年より0.6%少ないおよそ8万1000人でした。
ことしのお盆は、15日には大阪と神戸を発着する全便が欠航するなど台風7号による大きな影響が出ましたが、期間を通して好調で、コロナ禍前の2019年と比べると、全日空で87%、日本航空で90%まで回復したということです。
これについて航空各社では、新型コロナの5類への移行によって移動への心理的なハードルがなくなったことが大きく、特に65歳以上の利用者が前年より伸びたためだとしています。