京都 嵐山行き列車混雑でJR嵯峨野線と「嵐電」の輸送力強化

京都市中心部と観光地「嵐山」を結ぶ列車の混雑が激しいことから、運行する鉄道会社は臨時列車を出すなどして輸送力を強化することになりました。

新型コロナへの対策が緩和されて観光客が増えたことなどから、京都市中心部と観光地の「嵐山」を結ぶ▼京福電鉄が運行する通称「嵐電」と▼JR嵯峨野線は混雑が激しくなっています。
この状況を改善しようと、それぞれの鉄道会社は輸送力を強化することになりました。
京福電鉄の「嵐電」は、今月(8月)26日から、通勤通学の時間帯や休日などを中心に車両の数を増やして運行することで、輸送力をおよそ10%強化するとしています。
また、嵯峨野線を運行するJR西日本は、来月(9月)1日から1か月間、▼平日は一部の列車で車両数を増やすほか、▼土曜日と日曜日は、それぞれ6本、臨時列車を増やします。
3連休となる来月16日から3日間は、連日、臨時列車を10本、運行するということです。
JR西日本は、秋の観光シーズンが本格化する10月以降もこうした対策を続けることにしていて、「今後も多くの乗客の利用が見込まれることから、安心、安全に乗っていただけるよう引き続き対応を考えていきたい」と話しています。