“防災グッズを大切な人に贈るきっかけに”学生団体が販売会

防災グッズを大切な人に贈るきっかけにしてもらおうと、大学生たちで作る団体が、ふだん使いもできるグッズを集めた販売会を23日から、大阪市内で開いています。

この販売会は、関西の3つの大学の学生たちで作る団体が初めて開いたものです。
大阪・北区の阪神梅田本店の一角には、ふだん使いができて、緊急時には安心感をもたらしてくれることを基準に、学生たちが選んだおよそ20種類の防災グッズが並べられています。
このうち、都内の企業が開発したソーラーパネルがついた小型のランタンは薄く折りたため、災害時でも持ち運びが便利なようになっています。
ふだんもインテリアとしても使えるデザインだということです。
また、▼災害時、歯磨き粉がない環境でも歯がきれいになるような工夫が施された歯ブラシや、▼水がいらないシャンプーなども並べられています。
訪れた女性は、「自分が知らない防災グッズがあって欲しいなと思いました。両親にもプレゼントしたい」と話していました。
学生団体のメンバーで宮城県出身の杉山桜子さんは、「小学生のころに東日本大震災を経験したので、大切な人を守りたいという思いは、防災グッズを購入してもらうきっかけになるのではと考えました。9月1日の防災の日は大切な人に防災グッズを贈る日にしてほしい」と話していました。
販売会は来月5日までです。