大阪府警 電動アシスト自転車のバッテリー盗難に注意呼びかけ

電動アシスト自転車に使われているバッテリーの盗難が大阪府内で相次ぎ、ことしの上半期は284件と、去年の同じ時期のおよそ3倍に上っていることが分かりました。
警察は転売が目的とみて捜査するとともに、注意を呼びかけています。

大阪府警察本部によりますと、府内では電動アシスト自転車のバッテリーが盗まれる被害が相次いでいて、ことしは6月までの半年間で284件と、去年の同じ時期のおよそ3倍に上っています。
戸建て住宅や商業施設などの駐輪場で鍵をかけていないバッテリーが盗まれるケースが多いということですが、鍵をかけていても工具のようなもので壊されて盗まれる場合もあるということです。
盗まれたバッテリーの一部はインターネットのオークションサイトなどで1個あたり数千円から数万円で売られているのが確認されていて、警察は転売が目的とみて捜査しています。
盗難を防ぐ対策について、大阪府警府民安全対策課の川原誠課長補佐は、「鍵とは別に、ワイヤー錠を使って車体とバッテリーを固定し『ダブルロック』の状態にしておくことが効果的だ。オートロックのマンションでも侵入されて盗まれる場合があるので、使わない時はバッテリーを取り外して保管してほしい」と話しています。