大阪市 “市内全域で路上喫煙禁止”へパブリックコメント

再来年の大阪・関西万博にあわせて、路上喫煙の禁止エリアを市内全域に広げようと、大阪市は条例の改正案の概要をとりまとめ、パブリックコメントで意見を募集しています。

受動喫煙の被害を減らそうと、大阪市は平成19年に条例を施行し、一部の地区を路上喫煙の禁止エリアに指定しています。
このエリアを大阪・関西万博にあわせて市内全域に広げようと、大阪市はこのほど、条例の改正案の概要をとりまとめました。
駅前広場など、公共性が高く、人通りが多い場所では、建物や土地の管理者の理解が得られた場合、私有地や私道も路上喫煙の禁止エリアにできるという規定が新たに設けられているのが特徴です。
また、禁止エリアとなれば、私有地であっても路上喫煙をすると「過料」が科されるということです。
市によりますと、市内全域を路上喫煙の禁止エリアとする取り組みは、全国の政令指定都市では、初めてだということです。
大阪市は再来年1月をめどにエリアの拡大を目指していて、市民などから意見を募るパブリックコメントを9月上旬まで行ったうえで、最終的に条例の改正案を決めることにしています。