小学生が鳴門海峡遊覧船の仕事体験

夏休みの子どもたちが、鳴門海峡の渦潮を見学する遊覧船で乗組員の仕事を体験する催しが、18日行われました。

この催しは、兵庫県南あわじ市の福良港を拠点に鳴門海峡の渦潮を見学する遊覧船の運航会社が初めて開き、初日の18日は事前に予約した小学2年生から6年生の3人が参加しました。
子どもたちは、ふだん乗客が立ち入ることができない操だ室に入り、船を操作するかじや、地図が表示されたモニターの説明を受けました。
そして港を出ると、双眼鏡を使って周囲を確認したり、行き交う船に安全な航海を呼びかける旗を揚げたりしました。
また、マイクを使っておよそ200人の乗客に、淡路島特産のたまねぎや人気の観光施設を紹介し、乗客からは大きな拍手がおくられました。
1時間ほどの船旅を終えると、子どもたちには修了証が手渡されました。
姫路市から参加した小学2年生の男の子は、「双眼鏡で遠くの船を見つけるのが楽しかったです。将来は船長になりたくなりました」と話していました。
居神弘樹船長は、「船の仕事を身近に感じてもらえるよう、できるだけ実際と同じことを体験してもらいました。興味を持って、将来の夢につなげてもらいたい」と話していました。