台風影響 介護の現場にも 不可欠な人に絞って訪問など対応

台風の影響で在宅介護の現場では、スタッフの出勤が難しいことなどから、15日は介護が不可欠な人に訪問を絞るなどの対応をしています。

大阪・門真市の介護事業所では台風の影響で15日に訪問を予定していた利用者17人のうち5人について、スタッフの出勤や安全管理が難しいことなどを説明し、訪問しないことにしました。
しかし、利用者の中には独り暮らしで毎日の介護が欠かせない人もいるため、職員に移動の際の安全に十分注意するよう呼びかけたうえで、訪問介護をしたということです。
このうち事業所近くに住む独り暮らしの障害者の男性の家では、午前中にスタッフが訪れ食事の準備や入浴の準備などを行っていました。
男性は「普段と変わらず家で過ごしたいので、訪問介護が来てくれてありがたいです」と話していました。
事業所の村松直俊代表は「利用者とは数日前から話をしてサービスをなるべく中止したり日をずらしたりしています。ただ、利用者の中にはどうしてもサービスが必要な方もいるので、車で移動できる職員を優先的に出勤させるなどの対応で、なんとか回している状況です」と話していました。