尼崎 緊急走行中のパトカーが交差点で乗用車と衝突 2人けが

14日朝早く、兵庫県尼崎市で緊急走行中のパトカーが乗用車と衝突し、運転していた男性と警察官がけがをしました。
パトカーは当時、サイレンを鳴らしながら赤信号の交差点に進入したということで、警察が事故の状況を詳しく調べています。

警察によりますと、14日午前5時20分ごろ、兵庫県尼崎市小中島の市道で、緊急走行中のパトカーが交差点に進入した際、左から来た乗用車と衝突しました。
この事故で乗用車は横転し、運転していた50代の男性がけがをしたほか、パトカーを運転していた尼崎東警察署の32歳の巡査部長もけがをしました。
いずれも軽傷とみられるということです。
警察によりますと、パトカーは事件の現場に向かう途中で、ドライブレコーダーの映像などから当時、サイレンを鳴らしながら赤信号の交差点に時速およそ40キロで進入していたことが分かったということです。
パトカーは、緊急走行中でも赤信号で交差点に進入する場合は一時停止、または徐行する必要があるということで、警察が事故の状況を詳しく調べています。
今回の事故について、尼崎東警察署の甲斐秀俊 副署長は「けがをされた方にはおわび申し上げます。事故については調査中ですが、指導を徹底し、再発防止を図っていきます」とコメントしています。