京都の北野天満宮 国宝の本殿内にある「石の間」など特別公開
学問の神様として知られる菅原道真をまつる京都の北野天満宮で国宝の本殿の中にある「石の間」などの特別公開が始まりました。
京都市上京区の北野天満宮では、内部で保管している神事に使う器や装束にカビなどが繁殖するのを防ぐための虫干しを行うのに合わせ、国宝に指定されている本殿の中にある「石の間」を特別公開しています。
神聖な場所とされる「石の間」はふだんは神職しか入れませんが、北野天満宮では、特別公開に合わせ、▼国の重要文化財に指定されている13体の木造の「鬼神像」や、▼菅原道真が使ったとされる「すずり」など、ふだんは本殿などで保管している宝物を展示しています。
訪れた人たちは神職の説明を聞きながら鬼神像の独特の表情などに見入っていました。
北野天満宮の東川楠彦禰宜は「神様に一番近い場所で参拝して日々の健康などの願いを直接届けてほしいです」と話していました。
北野天満宮の「石の間」などの特別公開は、12日13日のいずれも午後4時から午後8時まで行われます。