「黄金の顔」などを展示 万博記念公園に新施設

1970年の大阪万博のシンボル、「太陽の塔」に取り付けられていた「黄金の顔」などを展示する新たな施設が、11日、大阪・吹田市の万博記念公園にオープンするのを前に、記念の式典が行われました。

新しい施設は、再来年の大阪・関西万博への機運を高めようと、大阪府が、吹田市の万博記念公園に建設したもので、11日のオープンを前に、10日、大阪府の吉村知事らが出席して、記念の式典が行われました。
新たな施設には、1970年の大阪万博のシンボル、「太陽の塔」に取り付けられていた「黄金の顔」が展示されるほか、大阪万博の熱気を当時の映像や音声を使ったプロジェクションマッピングで体験できるコーナーなどが設けられています。
このうち「黄金の顔」は、直径が10.6メートルあり、31年前に行われた「太陽の塔」の大改修の際、腐敗を防ぐために塔から取り外し、倉庫に保管されていたもので、取り外されたあと、常設で展示されるのは初めてだということです。
式典では、大阪を拠点に活動する、アイドルグループ「NMB48」のメンバーによる1970年の大阪万博で着用されていたユニフォームを再現したファッションショーも行われました。
大阪府の吉村知事は記者団に対し「『黄金の顔』は、すごいエネルギーを発している。訪れた人がエネルギーを受けて2025年の万博に行ってみたいなと思ってもらえたら、うれしいです」と述べました。