台風北上 近畿地方は南部中心に大雨のおそれ 十分注意を

台風6号の影響で、近畿地方は7日夜はじめごろから10日ごろにかけて南部を中心に大雨となるおそれがあります。
台風から離れた地域でも局地的に雨が強まる可能性があり、気象台はうねりを伴った高波に警戒するとともに、土砂災害などに十分注意するよう呼びかけています。

大阪管区気象台によりますと、台風6号は鹿児島県奄美市の東の海上をゆっくりとした速さで北北東へ進んでいるとみられ、9日には九州にかなり接近する見込みです。
近畿地方では、台風周辺の湿った空気の影響で局地的に雨が強まっているところがあり、奈良県下北山村で7日午前5時までの1時間に47.5ミリの激しい雨を観測しました。
気象台は、台風から離れた地域でも局地的に雨が強まる可能性があるとして注意を呼びかけています。
台風の北上に伴い、近畿地方は10日ごろにかけて南部を中心に大雨となるおそれがあり、8日正午までの24時間に降る雨の量はいずれも多い所で、南部で180ミリ、中部で80ミリと予想され、その後も降水量は増える見込みです。
雨雲が予想以上に発達したり、停滞したりした場合は、警報級の大雨になる可能性もあり、気象台は土砂災害や低い土地の浸水、それに川の増水に十分注意するよう呼びかけています。
また、近畿地方では10日ごろにかけて、うねりを伴ってしける見込みで、気象台は高波にも警戒を呼びかけています。