お盆期間の関西3空港の国内航空予約 コロナ前9割に回復

ことしのお盆休みの期間中に関西の3つの空港を発着する国内線の予約率は、日本航空と全日空では、去年を大きく上回り、コロナ禍前の90%を超える水準まで回復しています。

航空各社は、お盆期間の8月10日から20日までの11日間に、大阪、関西、神戸の3つの空港を発着する国内線の今月3日時点の予約状況をまとめました。
それによりますと、日本航空では去年の同じ時期より15%多い24万人あまりとなったほか、全日空では、去年より25%多い34万人あまりとなり、いずれも感染拡大前の4年前と比べて90%を超える水準にまで回復しています。
また、関西空港を拠点とするLCCのピーチ・アビエーションでは、去年より20%多い12万人あまりとなっています。
こうした状況について航空会社などは、新型コロナの5類への移行によって、旅行への心理的なハードルが下がったことが主な要因だとしています。
また、3つの空港を運営する関西エアポートが発表した国際線の旅客数の見込みによりますと、韓国や中国、それに東南アジアを結ぶ便を中心に、およそ60万人が利用するとしていて、新型コロナの影響で渡航制限が残っていた去年に比べ、大幅に増えているということです。
関西エアポートでは、円安を背景にしたインバウンドの旅行者の増加が背景にあるのではないかとみています。