大阪 消防訓練にミキサー車参加 生コンではなく大量の水運ぶ

大規模火災に備える消防の訓練が大阪・枚方市で行われました。
参加したのはコンクリートのミキサー車。
消火活動の水を大量に運び込みました。

この訓練は「枚方寝屋川消防組合」と、「大阪広域生コンクリート協同組合」が合同で行いました。
参加した車両はコンクリートのミキサー車3台。
生コンクリートではなく、消火活動で使われる大量の水を運びます。
訓練では、水を積んだミキサー車がかけつけて、消防が現場で使う専用の水槽に水を入れていき、連携の手順を確認しました。
7年前に新潟県糸魚川市で起きた大規模火災では、ミキサー車が大量の水を運んで消火活動に貢献したことから、その後、全国各地の消防と生コンクリートの協同組合の間で災害に備える連携協定が結ばれています。
今回の訓練も協定に基づいて行われ、木造の建物が密集する地域での火災などとくに大量の水が使われるケースでは、消防から出動要請を行うということです。
枚方東消防署三部指揮隊の上農和範 隊長は、「万が一、救助の際に水が不足した場合、一致団結して活動していきたい」と話していました。