伊丹市 夏休み学童保育 有料で弁当提供 子育ての負担軽減へ

子育ての負担軽減につなげようと兵庫県伊丹市は夏休み期間に「学童保育」を利用する児童に有料で弁当を提供する取り組みを始めました。

共働き家庭などの小学生を放課後に預かる「放課後児童クラブ」、いわゆる「学童保育」は夏休み期間中は朝から利用することができますが通常は昼食が出ず、保護者が弁当を用意する必要があります。
こうした中、伊丹市は保護者の負担軽減につなげようと市内に17あるすべての「学童保育」で夏休みの期間中、希望すれば有料で弁当を提供する取り組みをことしから始めています。
「伊丹市立南児童くらぶ」には午前11時半ごろにおよそ130人分の弁当がトラックで運び込まれ、スタッフがクラスごとに仕分けて児童に届けました。
弁当はごはんの量を選ぶことができ、保護者には事前に献立を見てアレルギーのある食材が使われていないかなどを確認してもらったうえで、専用のアプリで1週間前までに申し込んでもらうということです。
伊丹市子育て支援課の佐藤直子 課長は、「お弁当を家で作るのがしんどいという時にはこちらを活用してもらって子育ての負担を軽減できればと思います」と話していました。