アルバイトの時給 6月は前年比2.5%増 人手不足影響か

関西で6月、企業がアルバイトなどを募集した際の平均時給は、去年の同じ月に比べて、2.5%増え、コロナ禍からの回復が進む中、飲食業を中心に人手不足が深刻化していることが影響しているとみられます。

情報サービス大手の「リクルート」によりますと、関西で6月、企業がアルバイトやパートを募集をした際の平均時給は1123円で、去年の同じ月より2.5%増えました。
職種ごとにみますと、増加率が最も高いのは飲食業で4.6%、次いで販売・サービス業が2.9%、医療関係や介護スタッフなどの専門職が2.8%と続いています。
これは外国からの観光客の回復などで、飲食店での人手不足が深刻化していることや、コンサートなど夏のイベントでの短期アルバイトの求人が増えていること、さらにマスクを外す人が多くなるなか、化粧品販売のための人材の需要が高まっていることなどが影響しているとみられます。
今後の動向について、リクルートは「今後も人材の需要は増加する見込みで、特に飲食業では時給の上昇傾向が続くとみられる」としています。