「淡路人形浄瑠璃」桃太郎を題材にした演目 お披露目

伝統芸能の「淡路人形浄瑠璃」を子どもたちにも楽しんでもらおうと、兵庫県南あわじ市で昔話の桃太郎を題材にした演目が上演されることになり、一足早く、地元の観光関係者にお披露目されました。

南あわじ市福良で淡路人形浄瑠璃を定期公演する「淡路人形座」は、夏休み中の子どもたちに楽しんでもらおうと7月27日から昔話の桃太郎を題材にしたオリジナルの演目の公演を行います。
20日は、地元の観光施設などの関係者やその家族を招いて演目が披露されました。
脚本や演出、人形の衣装などはすべて座員たちが手がけていて、冒頭のシーンで川に桃が流れる前に地元特産のたまねぎが流れてくると会場は笑いに包まれていました。
また、演目の最後には人形の踊りとともに歌も披露されリズムに合わせて手拍子する人の姿も見られました。
地元のホテルの責任者を務める40代の男性は、「わかりやすい内容で楽しめました。これから多くのお子様連れがホテルを利用するので、紹介していきたいです」と話していました。
公演の総合担当を務める淡路人形座の吉田廣の助さんは、「お芝居が引き立つよう小ネタを入れるなど、座員一丸となって作り上げてきました。人形と演奏の間合いを磨き、よりよい舞台を追求します」と話していました。
淡路人形座の「桃太郎」は、8月15日まで上演される予定です。