京都 保津川下りの再開延期 来週以降の可能性

ことし3月、京都府亀岡市で、観光客を乗せた「保津川下り」の舟が転覆し、船頭2人が死亡した事故で、運航会社は新たな安全対策を実施して15日から運航を再開する予定でしたが、雨の影響で川の水量が増えているため再開を延期することを決めました。
再開は、来週以降の可能性があるということです。

ことし3月、亀岡市の通称、保津川で、観光客25人と船頭4人のあわせて29人が乗った川下りの舟が岩にぶつかって転覆し、船頭の男性2人が死亡しました。
事故の後、川下りは休止されていますが、運航会社は、舟を改良したり、より安全な救命胴衣を導入したりするほか、運航できる水位の基準をより厳しくするなど新たな安全対策を実施して15日から運航を再開するとしていました。
14日は、安全を確認する最後の試験運航を行う予定でしたが、雨の影響で、川の水位が1メートル60センチと新たに定めた基準の65センチを大幅に上回ったため試験運航を取りやめ、再開も延期することを決めたということです。
運航会社は再開の日程は、川の水位を見ながら検討するとしていますが、再開は来週以降になる可能性があるということです。