地震や水害 災害に備えを 製品や技術など展示会 大阪

地震や水害といった自然災害に備えるための製品や技術などを一堂に集めた展示会が大阪市で開かれています。

この「震災対策技術展」は、大阪府や関西大学などからなる実行委員会が毎年、開催しているもので今回が10回目です。
会場の大阪・中央区のマイドームおおさかには、全国78の団体や企業が開発した地震や水害などの災害発生時に役立つ製品や技術など、およそ500点が展示されています。
このうち、大阪に本社のある大手食品メーカーが展示しているのは、ハンバーグややきとりなどの非常食です。
自衛隊の隊員が訓練などの際に活用している食品を一般向けにしたもので、避難先などで不足しがちなたんぱく質をとれるのが特徴です。
また、長野県の企業が展示している非常用の浄水器は、強力なフィルターが取り付けられていて、簡単な操作で、雨水や風呂水などを飲み水に変えることができます。
展示会の事務局の辻健太郎さんは、「関西でも豪雨が増えている。防災というと構えてしまうが、今回の展示をきっかけに改めて防災意識を高めるとともに、気軽に日常的に防災に取り組んでほしい」と話していました。
この展示会は7月7日まで開かれています。