アーチェリー パリオリンピック目指す古川高晴選手ら練習公開

来年のパリオリンピックの出場枠を争うアーチェリーの世界選手権を前に、東京オリンピックで2つの銅メダルを獲得した古川高晴選手など近畿大を拠点としている代表選手たちが練習を公開しました。

近畿大の職員で38歳の古川選手は、5大会連続でオリンピックに出場していて、おととしの東京大会では個人と団体で2つの銅メダルを獲得しました。
古川選手など日本の選手は、今月(7月)31日にドイツで開幕する世界選手権の団体戦で3位以内に入れば、来年のパリオリンピックの出場枠を獲得し、代表に内定します。
4日は、ともに世界選手権に出場する、近畿大の職員で東京オリンピック代表の24歳、山内梓選手、いずれも近畿大の卒業生で28歳の杉本智美選手、23歳の野田紗月選手とともに、奈良県生駒市にある大学の施設で練習を公開しました。
古川選手は、東京オリンピックのあと、指先に力を入れすぎない新しいフォームを練習しているということで、矢を70メートル離れた的の中心近くに次々と命中させて順調な調整ぶりをうかがわせました。
古川選手は「オリンピックの出場枠は問題なく獲得できると思うが、出るだけにならないよう、あくまで目指すのは、パリオリンピックでの金メダル獲得だ」と自信を示しました。
また、2大会連続出場を目指す山内選手は、「残された期間でしっかり調整して、目標はパリオリンピックでメダルを獲得することなので、そこにつなげられるように頑張りたい」と意気込みを話していました。