高校授業料無償化 私学生徒の保護者らの団体が大阪府に意見書

大阪府が検討している所得制限のない高校授業料の無償化をめぐり、私立高校に通う子どもの保護者などでつくる団体は、特色ある教育が損なわれないよう学校が必要な経費を十分に確保できる制度にすることなどを求める意見書を提出しました。

大阪府は、所得制限のない高校授業料の無償化に向けて、来年度から3年生の授業料を無償化し、令和8年度には、すべての学年を対象にするなどとした制度の素案をまとめています。
一方、素案では、私立高校の年間の授業料が、府が定める「標準授業料」を超える場合、学校側が超えた分を負担する仕組みになっています。
これを受けて、府内の私立高校に通う子どもの保護者などでつくる団体が、23日、府に意見書を提出しました。
意見書では、「私たちは私立高校の特色に魅力を感じて学校を選んでおり、さまざまな教育内容に応じて授業料を設定しているのは当然だ」としたうえで、▼今後も特色ある教育が損なわれることなく、自由に選ぶことができるよう、学校が必要な経費を十分に確保できる制度にすることや、▼私立高校への経常費助成の増額などを求めています。
このあと、大阪私立中学校高等学校保護者会連合会の松井次郎 会長は、記者会見で「高校の授業料無償化で多くの生徒や保護者が経済面で私学を諦めることがなくなった」としたうえで、「吉村知事には、学校側とよく協議をして、子どもたちにしわ寄せがいかないようにしていただきたい」と述べました。