奈良 京奈和道で正面衝突 運転手 1人死亡 1人大けが

奈良 京奈和道で正面衝突 運転手 1人死亡 1人大けが

19日昼すぎ、奈良県御所市の京奈和自動車道のトンネル内でトラックとトレーラーが正面衝突する事故があり、トラックの運転手が死亡し、トレーラーの運転手も大けがを負いました。

19日午後0時40分ごろ、奈良県御所市の京奈和自動車道の「巨勢山トンネル」内でトラックとトレーラーが正面衝突する事故がありました。
警察によりますとこの事故で▼トラックを運転していた64歳の男性が意識不明の状態で病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。
また、▼トレーラーを運転していた44歳の男性も病院に搬送され、重傷だということです。
奈良国道事務所がトンネル内に設置したカメラの映像では横転したトラックとトレーラーが道路を完全にふさいでいる様子が確認できます。
国道事務所によりますと、トンネルは全長1538メートル、中央分離帯のない片側1車線で道路の中央には数メートルおきに樹脂製のポールが設置されています。
警察によりますと、現場の状況などから北向きに進んでいたトラックが何らかの理由で対向車線にはみ出して、前から走ってきたトレーラーと衝突したとみられるということで、事故の詳しい原因を調べています。
この事故で、京奈和自動車道は御所南インターチェンジと五條北インターチェンジの間の上下線で、およそ5時間にわたって通行止めとなりました。