高野山金剛峯寺で弘法大師 空海 誕生1250年祝う法要

和歌山県高野町の高野山真言宗の総本山、金剛峯寺で開祖の弘法大師・空海の誕生1250年を祝う法要が行われました。

弘法大師・空海は6月15日に生まれたとされ、毎年、誕生を祝う法要、「降誕会」が行われました。
ことしで誕生1250年ということで、金剛峯寺の大師教会では、僧侶などおよそ100人がお経を唱え、献花の儀式などが行われました。
法要には、全国各地から多くの信者や観光客が訪れ、弘法大師の稚児像に甘茶をかけて誕生を祝っていました。
大阪・岸和田市の男性は、「この日のために仕事を休んできました。今、健康で幸せなのは、弘法大師のおかげと、感謝しています」と話していました。
金剛峯寺の今川泰伸 執行長は、「コロナ禍がおさまってきて、日常が戻るなか、お祝いできてうれしく思います」と話していました。
高野山では、誕生を祝って15日午後からは「青葉まつり」が行われ、幼いころの空海を演じる「稚児大師」らを乗せた山車が練り歩きました。