大阪いらっしゃいキャンペーン 6月末まで予定 街での効果は

コロナ禍の影響を受けた観光業界を支援するために大阪府が行っている「大阪いらっしゃいキャンペーン」は、全国旅行支援の終了に合わせ今月(6月)末で終了する予定ですが、事務局では「予算が余ったら7月の継続も検討したい」と話しています。

おととし11月に始まった「大阪いらっしゃいキャンペーン」は▼宿泊施設の割り引きに加え、▼土産物店や観光施設などで使えるクーポン券を受け取ることができます。
クーポンはスマートフォンのアプリでも利用することができ、大阪・道頓堀の土産物店ではクーポンのポイントでの支払いが、多いときで売り上げの3割にのぼったということです。
現在は、コロナ禍前の9割ほどまで客足が戻ってきたということで「いちびり庵 道頓堀店」の播野有香さんは、「キャンペーンの影響はかなり大きく本当に助かった。キャンペーンは終わるが、万博などいろんなイベントがあるので、客足がコロナ前に戻ることを期待している」と話していました。
一方、道頓堀のたこ焼き店でも、長期休みの多い時には、売り上げの1割がクーポンのポイントでの支払いだったといいます。
「くくる道頓堀本店」の桑田星奈 店長は「クーポンがあるから店に行ってみようという軽い気持ちで来てくれたので、いい影響があった。休日の客足はかなり戻ってきていて、インバウンドも増えてきている」と話していました。