大阪市消防局消防士長を書類送検 後輩に包丁でけがさせた疑い

大阪市消防局の31歳の消防士長が、酒を飲んだあと職場に立ち寄り、勤務中の後輩の首に包丁を押し当ててけがをさせたとして、傷害の疑いで書類送検されました。
消防士長は「悪ふざけが過ぎた」と話しているということで、消防局が処分を検討しています。

大阪市消防局によりますと、中央消防署の出張所に勤める31歳の消防士長は、ことし4月、同僚らと酒を飲んだあと職場に立ち寄り、勤務中だった後輩の署員の首の後ろに包丁を押し当て、全治9日間のけがをさせたとして、12日、傷害の疑いで書類送検されたということです。
包丁は職場の食堂にあったもので、大阪市消防局の調べに対し、消防士長は「酒を飲んで、ふだんからの悪ふざけの度が過ぎてしまった」と話しているということです。
大阪市消防局は「信頼を著しく失墜させる行為であり、深くおわび申し上げます。規律をいっそう徹底し、市民の信頼回復に努めます」としており、今後、消防士長の処分を検討することにしています。

【大阪市長“包丁突きつけるとは”】
大阪市の横山市長は記者団に対し、「包丁を突きつけるなんて本当によくない。皆さまの信頼を損なう行為で本当に申し訳なく残念だ。処分に関しては調査のうえ厳正に対処し、綱紀保持のマニュアルの徹底などで再発防止を図る」と述べました。