大阪・関西万博機運盛り上げで10月〜12月 重点的にPRへ

再来年(2025年)の大阪・関西万博に向けて、全国的にどう盛り上げていくかを話し合う委員会の初会合が開かれ、前売り入場券が発売される、ことし10月から12月の間に重点的にPR活動を行うことを確認しました。

12日、大阪・住之江区で開かれた委員会の初会合には、大阪府の吉村知事や大阪市の横山市長のほか、全国の経済団体の代表などが出席しました。
はじめに、関経連=関西経済連合会の松本正義会長が「全国的な機運の盛り上がりは十分ではなく、前売り入場券の発売時期をひとつのターゲットにして、盛り上がりの山を作っていくことが必要だ」とあいさつしました。
会合では、前売り入場券が発売される、ことし10月から12月の間を重点期間と位置づけて、▼全国の公共施設などで開幕までのカウントダウンを表示したり、▼路線バスなどで万博のラッピング車両を走らせたりするほか、▼企業や自治体がSNSを通じて情報発信を行うことなどを確認しました。
大阪府などが去年12月に行ったアンケート調査では「万博に行きたい」と答えた人は全国では41.2%にとどまっていて、委員会では万博が開催される2025年度にはこの数値を55%まで引き上げたいとしています。
初会合のあと松本会長は「特に関西以外の認知度が低く、経済界のネットワークを活用していきたい」と話していました。