大阪の水族館で親子で海のごみの現状について学ぶ催し

海の環境を守る大切さを知ってもらおうと、大阪の水族館「海遊館」で、親子が参加して海のごみについて学ぶ催しが開かれました。

この催しは、大阪・港区の「海遊館」などが企画したもので、親子20人が参加しました。
初めに、専門家から、海中のプラスチックなどのごみは海の生き物がエサと間違えて食べるため、危険なことや世界では、1年間にプラスチックごみが原因で、およそ100万羽の海鳥が命を落としている現状について、クイズ形式で学びました。
続いて、参加者は、「海遊館」の近くにある大阪湾の河口に移動して、多くの魚やカニが生息する場所にペットボトルや空き缶などのごみが漂着している現状を見学しました。
11日は、雨が降っていて、足もとが滑りやすかったため、大人たちだけで30分ほどかけて周辺のごみを拾い、集まった量の多さに驚いていました。
大阪・城東区から親子で参加した小学5年の男の子は「とても多くのごみが海に捨てられていて、許せないと思いました。生き物が死んでしまうので、ごみを海に捨てないよう、ほかの人にも声をかけていきたいです」と話していました。