はしか感染 大阪府内4人に

感染力が非常に強いはしかについて、大阪府内のことしの感染者数は8日までに4人となっていて、大阪府はワクチンの接種を呼びかけています。

はしかは、発熱やせき、発疹が出るウイルス性の感染症で、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、肺炎や脳炎を引き起こして重症化したり、死亡したりする場合もあります。
大阪府によりますと、ことしの府内の感染者数は8日の時点で4人となっています。
地域ごとにみると、▼大阪市で2人、▼豊能地区と泉州地区でそれぞれ1人となっていて、4人はことし4月から今月(6月)にかけて感染が確認されました。
このうち大阪市の医療機関で感染が確認された20代の女性は先月(5月)22日の午後6時半から午後8時まで大阪・天王寺にある商業施設、「天王寺ミオ」の本館7階に滞在していたということです。
大阪府などは同じ時間帯に施設を利用した人でこの日から3週間以内に症状が出た場合は事前に医療機関に連絡したうえですみやかに受診するよう呼びかけています。
はしかの感染者数は、新型コロナウイルスの感染拡大以降、海外との往来が減った影響などから減少し、大阪府内ではおととしと去年は感染者はいませんでした。
大阪府は、過去にはしかに感染したことがなく、2回のワクチン接種を受けていない人は早めに接種するよう呼びかけています。