コクヨに身代金要求型サイバー攻撃 社内の会計システムなど

大阪に本社がある文房具メーカーの「コクヨ」は、自社の情報システムが「ランサムウエア」と呼ばれる身代金要求型のサイバー攻撃を受けたことを明らかにしました。

発表によりますと、今月5日の深夜から翌6日朝にかけて、サイバー攻撃の対策ソフトが異常を感知し、社内の会計システムなどが正常に動かなくなりました。
これを受けて会社が調べたところ、「ランサムウエア」と呼ばれる身代金要求型の攻撃を受けたことが分かったということです。
会社には具体的ではないものの、脅迫するようなメッセージが届いていて、警察やセキュリティー会社に相談しています。
会社では、対策本部を立ち上げて影響範囲の特定を進めていますが、顧客を含む個人情報の流出の有無については現在、確認中だとしています。
コクヨは「関係者に多大なるご心配をおかけすることになり、深くおわび申し上げます。現在、外部専門家と連携のうえ、システムの保護と復旧に向けての作業を進めています」とコメントしています。